兄(姉)VS弟(妹)バトル勃発
兄弟(姉妹)で喧嘩したり、揉め事になったり、小さな争いになったりすることって、子育てをしていれば日常茶飯事ですよね。
しかも、夕飯の支度をしていたり、お風呂に行く時間だったり、母親である自分が「どうして今やる?」なんて時に、それは突然、子供の泣き声や叫び声と共に起こるのです。
実にイライラします。笑
上の子は怒られがち?
喧嘩が始まると、母親である自分のやらなければいけないことが進まないので、ガツンと言って、手短に収束させたいところ。
その時に、どういう声かけをしていますか?
「ふたりとも喧嘩はやめなさい!」と二人共を叱るのか。
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)何だから弟(妹)に優しくしなさい」と上の子を叱るのか。
本当は双方の意見を聞かなければならないのでしょうが、イライラしているときの手短な対処法として多くの母親が常套句として使用してしまっているのが、先に言った二択だと思うんです。
(ちなみに私の母は、「やるなら外でやって~」ってさらっと言い放っていなくなるタイプでした。)
話は戻りますが、
- 「ふたりとも喧嘩はやめなさい!」と叱る
- 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから弟(妹)に優しくしなさい」と上の子を叱る
のどちらかだったとすると、上の子は絶対に怒られて、下の子は1/2で怒られますよね。
上の子の方が怒られやすいと思いません?
長女(第一子)の私にとっては、なんだか理不尽な気がします。
親(叱る側)の兄弟構成が関係するのか?
私は長女(第一子)です。
なので、ここで言う上の子に該当します。
上の子は、親が見ていないところでこっそり悪いことをする下の子の悪事をいっぱいみていますし、都合が悪くなったらさっと逃れる要領の良さも知っています。
なので、自分の子供を叱るときも上の子だけを怒ることは絶対にしません。笑
一方、夫は末っ子(第三子)です。
なので、ここで言う下の子に該当します。
きっと、そうやって匿われて生きてきたんでしょうね。
平気で上の子に、「○○ちゃんは、まだ赤ちゃんなんだからお姉ちゃんが優しくしてあげなきゃ~」なんて言い放ちます。
それを聞いていると、上の子である私は無性に腹が立つんです。
夫は、末っ子だから上の子の気持ちがわからないんだろうな。ってね。
こんな場合どうでしょう
我が家でよくあることを例にしてお話します。
お姉ちゃん(当時4歳) VS 妹(当時0歳)
- 1各々一人遊び中
お姉ちゃん・妹ともに、それぞれが遊びたいもので遊んでいます。
争いは起こっておらず、平穏なムードで時は流れています。
- 2妹がちょっかいを出す
お姉ちゃんが一人遊びをしている最中に、妹の奇襲にあいます。
お姉ちゃんが作っていた作品を妹が見事にぶち壊します。
- 3お姉ちゃん反撃
妹に作品を壊された怒りのあまり、妹を手で押して突き放そうとします。
- 4妹泣きわめく
お姉ちゃんに手で押されて、転ぶ形になってしまった妹は大泣きをします。
- 5姉妹喧嘩発覚で親が駆けつける
妹は話ができないので、お姉ちゃんに事情を聞く
なんて具合です。
どの家庭にもよくある光景ではないでしょうか。
我が家では、まだ妹が話ができないので、お姉ちゃんのみの事情聴取ですが、
双方が話をできる年齢だと、双方からの事情聴取をすると
自分に都合の良いようにはなしをするので、意見が異なったりしますよね。
夫の対処法
まず、駆けつけてお姉ちゃんに事情を聞きます。
私が、作っていたブロックを○○ちゃんがエイッって、壊したの。
だから、手でエイッって押したの。
そしたら、○○ちゃんが泣いた。
というのが、このバトルの全てです。
うちの上の子は割と、客観的に話ができるタイプなので、自分がやられて嫌だったこと・自分がやり返したことをちゃんと話してくれます。
この4歳児にしては見事すぎるくらいの事情を聞いて、夫は
「ブロックを壊されて嫌だったかもしれないけど、○○ちゃんはまだ赤ちゃんだから分からないんだよ。なにか嫌なことされたら手で押してもいいの?○○ちゃんに謝らないと。」
と上の子を叱るわけです。
言ってることは間違っていないと思いますが、上の子の気持ちが分かる私(上の子代表)からすると、その叱り方はフェアではありません。
お姉ちゃんも渋々謝るものの、納得している様子ではありません。
上の子の気持ちになってみると、
だって・・・
ブロックを壊されたのは私なのにどうして私が謝らなきゃいけないの?
っていう気持ちになりませんか?
私の対処法
まず、駆けつけてお姉ちゃんに事情を聞きます。
これは、夫と同じです。
私が、作っていたブロックを○○ちゃんがエイッって、壊したの。
だから、手でエイッって押したの。
そしたら、○○ちゃんが泣いた。
と、お姉ちゃんから聞きます。
そしたら、私はまず妹を叱ります。
といっても、0歳の赤ちゃんに叱っても分かるはずがありません。
あくまでも、お姉ちゃんへのパフォーマンスとして叱るのです。
「こら、○○ちゃん!お姉ちゃんのブロックを壊しちゃメメ(ダメ)よ!
ほら、お姉ちゃんにごめんねしようね。」
といって、パペットのように妹にペコっと頭を下げさせます。
その上で、お姉ちゃんに
「お母さん、○○ちゃんにちゃんと言っておいたからね!せっかくお姉ちゃんがブロック作ってたのに、壊しちゃうなんてひどいね~?でも、○○ちゃんは、まだ赤ちゃんで言葉がわからないから許してあげてね。お姉ちゃんも、ブロックを壊されたからって、手で押しちゃダメだよ。○○ちゃんに謝っておきな!」
と言います。
そうすると、自分の非を認めた上で妹に対してしっかりと謝ることができます。
正解は分からない
どっちの叱り方がベストなのか分かりませんが、バランスが大事なんでしょうね。
我が家は幸い、父親と母親が異なる立場なので叱り方に偏りがありませんが、父親も母親も上の子だけを叱ったりすると、上の子が拗ねちゃうかもしれませんね。
他のご家庭がどのように兄弟(姉妹)喧嘩の際に声掛けをしているのか、気になるところです。
いいなと思ったものは積極的に取り込んで、自分の子育てに活かして行きたいものです。