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女の子は何歳でも一丁前の”女”である。

子育て

我が家には女の子が2人います。

うちの夫婦は若くして結婚したのですが、なかなか子宝に恵まれず、1人目も2人目も授かるまでに時間がかかりました。

そんなわけで、2人の子供の年齢差は4歳と少しあいてしまったため、長らく長女は1人っ子として育ったんですが…

そんな長女が2歳だった頃の話です。

大人からする2歳なんて生まれて間もない赤ちゃんと同等の生き物。

ましてや、初めての子育てで毎日が新しい発見で、私の母親年齢は娘と同じ2歳。

それに加えて、自衛官の夫は激務で家にはほとんどおらず、深夜に寝に帰ってきて、明け方には出ていってしまうといったスタイルだったので、フルタイムで働きながらワンオペ育児でヒーヒー言っていました。

家に取り残された(?)女二人は、お互いを探り合うように毎日を送っていたのです。

そこに父親がいれば少し違ったんでしょうけど、うちは常に女二人しかいなかったので、母と娘というよりは、対等な女と女という構図ができあがってきていました。

なので、先にも言ったように私は娘に対しては2歳児なんて生まれて間もない赤ちゃんと同等の生き物という感覚です。

しかし、2歳女児からすると一人の女として接してほしいご様子。

こんなに小さな子供でも一丁前に自分のことを女だと自覚して、演じているのが、これまた可愛いんですよね。

しかし、一丁前の女の演じるのは母の前でのみです。

どういうことかと言うと、自衛官の夫は激務で家にほとんどいないため、たまに家にいるとお客様扱いです。

娘は父親だという認識はあるものの、

あ、この人普段家にいないから私の悪事を知らないんだよね~
うししし

と、したり顔。(これが腹が立つ!)

いざ、目の前の大人が普段と同じ女(母)ではなく、たまにいる大人(父)であった場合どうなるかというと…

なんと、さも自分は”可愛いおんなのこ”というマインドに切り替わるんです!

その切り替わった瞬間がはっきりと分かる母には驚きと腹立たしさが隠しきれない。笑

男はこうやって女に騙されていくのだな。と母は薄ら笑う。

ある日のひとコマを切り抜くと…

ある日の母VS娘
  • 18:30
    晩ごはんを食べ始める。

    母と娘揃って食べ始めます。

    娘はこぼしながらも自分で食べたいお年頃なので、

    娘を横目で見ながら、母は黙々と自分の分を平らげる。

  • 19:00
    母は食べ終わるが、娘は食べ終わらない

    娘が床にこぼしたものをちょいちょい拾いながらも、

    黙々と食べていた母は、完食します。

    食器の片付けや、お風呂の準備などを始めたい。

    娘は食べ終わっていないものの、食事に飽きてきて、

    遊び食いが始まります。

    母は、他の仕事もあるので

    「食べちゃいなよ~」と優しめに注意します。

  • 20:00
    お風呂が沸いたが、娘は食べ終わらない

    食器の片付けが済み、お風呂が沸いたので

    保温が切れないうちにお風呂に入ってしまいたい母。

    娘はまだ食べ終わらないので、母が口に運んでやって

    食事の時間を早く終わらせたいと焦る。

    娘、ブチ切れる。

    泣きわめいて、睨んで、もう食事どころではない…

  • 20:30
    娘のかんしゃくと闘う

    忘れてはいけないのは、娘はまだ食べ終わっていない…

    食事の途中で大泣き・癇癪チックになってしまったので、

    食事を中断して、癇癪と気長に闘う。

    しかし、泣き止まない。

  • 21:00
    珍しく、父親帰宅

    我が家のドアにはドアベルが付いているので、

    誰かがドアの開閉をすると音がする。

    娘が父の帰宅に気づく。

  • 21:10
    娘のいい子ちゃんスイッチON!

    さっきまであんなに泣いていたのに。

    目に涙がいっぱいなのに。

    父が帰ってきたことによって、

    「おかえり、お父さん!

    私、さっきからお利口にご飯を一人でたべていたのよ!」

    と言わんばかりに、食べ始める。

さっきまでの何だったの!?

あなた、目に涙がいっぱいだから、大人には大泣きしてたのバレてるけどね!?

そもそも、21:00過ぎてもご飯食べ終わってないって、ただ事じゃないことが起きていたんだなって、感の鈍い父でもわかるからね!?

なーんて、心のなかで毒づく私なのです…笑

このような出来事があるたびに、2歳女児でも決して、”女の子ではないのだ。一人の女である”と確信するも、おむつを替えたり、ご飯を食べさせてあげたりしていると、「ああ、まだ2歳なんだな。」としみじみ感じるものです。

私自身の中のそのスイッチの切替に心が戸惑ってしまい、感情がコントロールできなくなるときもありますが、寝たら忘れるタイプなので、毎日を楽しむことに徹して…今日も育児に邁進だ!

世の中のお母ちゃん、一緒に頑張ろう!

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